ロシアがウクライナ首都など大規模空爆、少なくとも22人死亡

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ウクライナの首都キーウなど各地の都市で2日にかけ、ロシアによる大規模な夜間攻撃があり、合わせて少なくとも22人が殺害され、100人以上が負傷した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2日朝、ロシアが夜を通じてドローン656機とミサイル73発を発射したと発表。弾道ミサイル、巡航ミサイル、対艦ミサイルなどさまざまな種類だったとした。
また、国内各地で民間インフラやエネルギー施設が標的となり、計100人以上が負傷したと説明。「主な攻撃はキーウに対してだった。またも数十棟の住宅や純粋な民間インフラが被害を受けた」と述べた。
ウクライナ空軍は、計642の飛翔(ひしょう)体を迎撃したと発表した。
ウクライナの大部分で空襲警報が出された。当局などによると、南東部ドニプロでは16人が殺され、多数が負傷した。現地当局は、破壊された集合住宅から8歳の少年の遺体が収容され、別の子どもが爆発によって死亡したと発表した。
キーウでも2日未明の空爆で、6人が殺害され、多数が負傷した。中心部で大きな煙が上がった。
市内の集合住宅が直撃され、複数の子どもを含む数十人が負傷した。がれきの下に取り残されているとみられる人々を捜索するため、救助隊が現場で急ぎ活動した。

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キーウのヴィタリー・クリチコ市長は、高層住宅2棟が攻撃され、がれきの下に住民らが閉じ込められている恐れがあると述べた。また、市民らに対し、避難所にとどまるよう呼びかけた。
同市の軍事行政トップのティムール・トカチェンコ氏は、「敵は弾道ミサイルで攻撃している」と話した。
キーウへの空爆は早朝まで続いた。大きな爆発音が10数回続き、その合間にドローンが飛ぶ音が聞こえた。

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同市のクリチコ市長によると、ガソリンスタンドの近くや建設現場、集合住宅数棟、民家2軒で火災が発生したという。市内全域で停電や火災が報告されている。被害の全容は明らかになっていない。
北東部ハルキウのイーホル・テレホフ市長は、子どもを含む10人が負傷したと明らかにした。
南部ザポリッジャでは工業施設も攻撃された。

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ロシア国防省は、今回の空爆はウクライナによるこれまでの攻撃への報復措置だとする声明を発表。「攻撃目標」はすべて達成されたとした。
ロシア大統領府(クレムリン)は2日、ロシアが支配するウクライナ東部ルハンシク州で先月、学生寮へのドローン攻撃で21人が殺害されたことについてウクライナを非難し、誓っていた「組織的な空爆」を実施したと述べた。
一方、ロシア西部のクルスク州の知事によると、同州で1日夜にウクライナによるドローン攻撃があり、1人が殺害された。
また、ロシア南西部クラスノダールの緊急対応センターによると、イルスキー製油所でドローン攻撃があり火災が発生した。死傷者は報告されていないという。
ウクライナ軍は、これら2地域などを夜間に攻撃したことを認めた。
ロシアの空爆予告
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は1日、毎夜恒例のビデオ演説で、「ロシアの空爆について、報機関の警告は継続している。大規模な空爆の可能性がある。向こうはその準備ができている」と述べ、空襲警報に特別な注意を払うよう住民に呼びかけていた。
ロシアは先週、ウクライナに対し「組織的な攻撃」を開始すると警告。キーウの軍事および意思決定の施設を標的にするとし、外国人に同市を離れるよう求めた。また、この攻撃は、ロシアが支配するウクライナ東部ルハンシク州で先月、学生寮へのドローン攻撃で21人が殺害されたことへの対応だとした。
ウクライナ軍参謀本部は、5月22日未明にかけて同州スタロビルスク近郊で攻撃を実施したことを認めているが、対象はロシア軍の部隊だったとしている。
ウクライナ当局は、ロシアの攻撃の予告を「恥知らずな脅迫にほかならない」と非難する声明を発表。同盟関係にある国々に、ロシアに対する圧力を強めるよう訴えた。
両国の間では短期間の停戦が5月に終了。以降、ロシアは数回にわたりキーウをミサイルやドローンで攻撃している。集合住宅への攻撃では、子ども3人を含む24人を殺害した。
一方、ウクライナもロシア・モスクワ州をドローン攻撃し、3人を殺害している。ゼレンスキー氏は、ロシアの攻撃に対する「完全に正当な」報復だとしている。

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