米建国250周年コンサート、アーティスト相次ぎ辞退 トランプ氏は「中止しろ」

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アメリカのドナルド・トランプ大統領は、建国250周年の記念コンサートが政権と連携しているとしてアーティスト数組が出演を取りやめたことを受け、コンサートを中止すべきだと主張している。主催者は5月30日、トランプ氏がコンサートの開会式で主役を務めると発表した。
トランプ氏は5月30日、トゥルース・ソーシャルに、「中止しろ」と投稿。出演予定者らを「不当に高値」で「つまらない」と評した。
コンサートなど一連の建国250周年記念イベント「グレート・アメリカン・ステート・フェア」は、6月25日~7月10日に首都ワシントンのナショナル・モールで開かれる。今月27日には、コンサート出演者としてアーティスト9組が発表されていた。
だが31日の時点で、今も出演が予定されるのは数組だけになっている。
初日夜に出演が決まっていたカントリー歌手マルティナ・マクブライド氏や、独立記念日前日の7月3日に予定されていたロックバンド「ポイズン」のブレット・マイケルズ氏は辞退した。バンド「コモドアーズ」、ヤングMC氏も出演を取りやめた。
マクブライド氏はソーシャルメディア「X」で、「党派性のないイベントへの出演機会を与えられたが、そうではなかったことが判明した」と書いた。
1989年のヒット曲「Bust a Move」で知られるヤングMC氏は、「このイベントの政治的な関わり」についてアーティストらは事前に知らされていなかったと、ソーシャルメディア「インスタグラム」で説明。今後、「政治的な意味合いがあまりない」イベントで、首都で演奏できることを楽しみにしているとした。
一方、ヴァニラ・アイス氏とダンス・ユニット「ミリ・ヴァニリ」は6月26日に、フロー・ライダー氏は7月2日に、それぞれ出演予定のままとなっている。
ヴァニラ・アイス(本名・ロバート・マシュー・ヴァン・ウィンクル)氏は、「これは政治的なプラットフォームではない。これはアメリカの建国を祝うものだ」と、インスタグラムに投稿した動画のキャプションに書いた。
トランプ氏は、このコンサートを「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン(アメリカを再び偉大にしよう)集会」に置き換えることを検討しているとしている。

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政権の団体と議会の団体、それぞれがイベント
「グレート・アメリカン・ステート・フェア」をめぐっては、これを取り仕切る団体「フリーダム250」が昨年、トランプ政権によって立ち上げられた。トップはトランプ氏が任命した。それでも同団体は、コンサートには党派性がないとしている。
「フリーダム250」は5月30日、トランプ氏がコンサートの開会式でヘッドライナーを務めると発表。 「グレート・アメリカン・ステート・フェアのビジョンを示してきたトランプ大統領が6月24日の水曜日、アメリカ建国250周年を祝う開会式において、この歴史的な祝賀を自らキックオフする」とした。
一方、連邦議会は10年前に、建国250周年の記念イベントを企画・監督する組織として、「アメリカ250」を設立している。
この団体は、民主・共和両党によって任命された人々が率い、独自のイベントを予定している。例えば、ニューヨーク市、フィラデルフィア市、カリフォルニア州で開く7月4日(独立記念日)の祝賀会や、アメリカ各地での野外パーティーなどだ。

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自分はプレスリー氏より観客集めると
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、アーティストらが「イップス」に見舞われていると耳にしたと書いた。イップスとは、それまでできゴルフのスイングなどに影響を及ぼす不随意のけいれんやフリーズのこと。スポーツや楽器の演奏などで、それまで無意識にできていたことが突然できなくなる。
トランプ氏はまた、「私は自分の代表者らに対し、水曜日に首都ワシントンで同じ時間、同じ場所に『アメリカ・イズ・バック集会』を開く可能性について検討するよう命じている。招待されるのは偉大な愛国者だけだ」と投稿。自分は「世界のどこだろうとナンバーワンのアトラクション」だと主張し、「全盛期のエルヴィス(・プレスリー氏)よりもはるかに多くの観客を集める」とした。
トランプ氏はその後さらに、「誰も聞きたくない、音楽がつまらない、それでいて文句ばかり言うような不当に高値の歌手に代えて、巨大な『メイク・アメリカ・グレート・アゲイン集会』を250周年のために開くべきだ」と主張した。
ホワイトハウスは、「フリーダム250」が主催する数々のイベントを支援している。それには、芝生地区「サウス・ローン」で行われる総合格闘技団体UFCの試合や、6~7月に開かれる「グレート・アメリカン・ステート・フェア」、8月に首都で開催されるグランプリ・レースなどがある。
米政府はまた、トランプ氏の肖像画が描かれた記念パスポートも数量限定で発行する予定。






